海辺のたより

旧吉田茂邸

旧吉田茂邸は、内閣総理大臣を務めた吉田茂(1878-1967) が、昭和19年頃から昭和42年10月に亡くなるまで暮らしていた邸宅です。

 

旧吉田茂邸は2009年に原因不明の火災で焼失しましたが、その後、神奈川県立城山公園 旧吉田茂邸地区として整備、再建され、2017年4月から一般に公開されています。

 

 

吉田茂は、戦後の混乱期に通算5期に亘って内閣総理大臣を務め、サンフランシスコ講和条約を締結、さらに日米安全保障条約を締結して軽軍備による経済発展を図り、日本の戦後復興の礎を築きました。

 

戦後の内閣総理大臣を務めた吉田茂(1878-1967) が暮らしていた邸宅です。もとは明治17年(1884) に吉田茂の養父・吉田健三が土地を購入し、別荘を建てたのがはじまりです。養父亡きあと吉田茂が邸宅を引き継ぎました。昭和20 年(1945) より大磯の邸宅を本邸とし、晩年を過ごしました。

 

再建された施設は、昭和22 年頃建てられた応接間棟と昭和30 年代に吉田五十八が設計した新館などです。吉田五十八は近代数寄屋建築で有名な建築家で、芥川賞・直木賞の両選考会の会場として知られる料亭「新喜楽」や外務省飯倉公館など数多くの建築作品を手掛けました。

 

 

2階には、レプリカながら首相官邸に直通していたといわれる黒電話や、舟形の浴槽などが展示されています。

 

吉田茂は、とてもバラを好んだ方でしたので、公園内にはバラ園が整備され、吉田邸のバラ園で栽培され全国に広まったといわれるプリンセスミチコを始めとして、数多くの種類のバラが植えられ、鮮やかな色と香りで訪れる人を迎え入れてくれます。