海辺のたより

大磯駅

JR東海道線に乗って平塚を過ぎ、右手に高麗山が迫ってくると、周りの風景や雰囲気が変わり、やがて左手に海が見え、程なく大磯駅に到着します。

 

大磯駅は、かつて関東の駅100選に選ばれた瀟洒な三角屋根を持つ駅で、何となく古き良き時代の避暑地の駅の雰囲気を醸し出しています。

 

 

駅の北側には大磯丘陵が迫り、ホームと駅舎をつなぐ跨線橋からは海が見えます。また、線路脇には、桜、つつじ、紫陽花などが植えられており、季節の花が目を楽しませてくれます。

 

そして、平塚や藤沢などのターミナル駅と違って乗降客がさほど多くないこともありますが、何より目に優しい印象を与えてくれるのは、線路脇にもホームにも一切看板がないことです。

 

また、駅北側の住宅に配慮してか、駅のアナウンスの声が他の駅に比べ小さく、耳にやさしく感じます。小さいながら、ちゃんと聞こえる程度にうまく絞られているのです。

 

 

一方、東海道線の下りは、平塚止まりの電車も多く、隣の大磯駅に向かうには、乗り換えのため、後続電車を待たなければならない場合もあります。また、湘南ライナーや通勤快速は大磯駅には止まりません。

 

そのような不便さはあっても、のんびりと贅沢な時間のながれを感じさせてくれる大磯駅がとても好きです。