海辺のたより

松並木と水仙

大磯には、旧伊藤博文邸から旧陸奥宗光邸、大磯中学校あたりにかけて、国道一号線沿いに旧東海道の立派な松並木が残っています。

 

この松並木は、徳川家康が東海道に宿駅の制度を設け、一里塚を作り、街道筋に松や榎を植えて整備したものです。ここも大磯の名所の一つと言ってもよいところです。

 

 

ここに、春になると松並木の下に黄色や白の水仙が一面に咲きます。車で通り過ぎると、色の鮮やかな黄色の水仙が目立つ気がします。ボランティアの方が毎年植えて下さっているのでしょうか。

 

日本では春といえば何と言っても桜で、気象庁から開花宣言が発表されると、花見が待ち遠しく、何となく居ても立ってもいられなくなります。

 

イギリスではこの黄水仙が春を象徴する花だそうです。この黄水仙はラッパ水仙のことで、英語では「daffodil( ダッフォディル)」と呼ぶそうです。

 

イギリス人にとっては、一面に色鮮やかに咲く黄水仙が、春のシンボルとして誰もがイメージする光景のようですね。

 

 

この松並木に黄水仙が咲くと、この沿道にもほどなく桜が咲き満開になります。滄浪閣の前に立っていると、若いころに英国に渡航し、後年、異郷の地で最期をとげられた伊藤博文公が、どこかでこの光景をご覧になっているような気がします。